しらいし胃腸クリニックは、内視鏡検査やピロリ菌診療を中心とした消化器内科および一般内科、外科、肛門外科のクリニックです。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)接種のご案内

2025年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく定期接種の対象となりました。当院では、予防効果が高く長く持続する組換えワクチン「シングリックス」の接種を行っています。

シングリックスについて

シングリックスは、不活化ワクチン(組換えサブユニットワクチン)であり、生きたウイルスを含まないため、免疫機能が低下している方でも接種可能です。予防効果は以下の特徴があります:

  • 高い予防効果:50歳以上の方で約97%、70歳以上の方でも約90%の発症予防効果
  • 長期間持続する効果:予防効果が少なくとも11年以上持続することが確認されています
  • 帯状疱疹後神経痛の予防:帯状疱疹発症後に残る痛み(帯状疱疹後神経痛)も予防します

ワクチン比較:シングリックスとビケン

シングリックス(組換えワクチン)

  • 種類:不活化ワクチン(組換えサブユニットワクチン)
  • 予防効果約90〜97%(年齢による)
  • 効果持続期間11年以上
  • 接種回数:2回(2ヶ月以上6ヶ月未満の間隔)
  • 対象年齢:50歳以上
  • 特徴:免疫機能が低下した方でも接種可能

ビケン(生ワクチン)

  • 種類:生ワクチン
  • 予防効果:約50〜60%
  • 効果持続期間:約5年程度
  • 接種回数:1回
  • 対象年齢:50歳以上
  • 特徴:免疫機能が低下した方は接種できない場合があります

シングリックスの副反応について

シングリックスは高い予防効果がある一方、接種部位の痛みや腫れなどの局所反応が比較的高い頻度で見られます。

主な副反応

  • 非常に多い(10%以上):注射部位の痛み、赤み、腫れ、筋肉痛、疲労感、頭痛、消化器症状
  • 多い(1〜10%):発熱、関節痛、吐き気

注意点:副反応は通常2〜3日で自然に回復します。副反応が強く出る場合がありますが、それだけ免疫が強く活性化される証拠でもあります。

定期接種の対象者と費用

時津町・長与町・長崎市にお住まいで年齢が以下に該当する方が定期接種の対象となります:

  • 65歳を迎える方
  • 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として:
    その年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
対象 費用(1回あたり) 接種回数
定期接種(対象年齢の方) 10,000円(税込) 2回(2ヶ月以上6ヶ月未満の間隔)

任意接種(自費)について

65歳未満でも帯状疱疹にかかるリスクは十分にあります。50歳以上の方は定期接種の対象外でも接種が可能です。

対象 費用(1回あたり) 接種回数
任意接種(50歳以上) 22,000円(税込) 2回(2ヶ月以上6ヶ月未満の間隔)

予約方法

定期接種も自費での接種も、オンライン予約が可能です。また、お電話でのご予約も受け付けております。

よくある質問

Q: 過去に帯状疱疹にかかったことがありますが、ワクチンを受けた方がいいですか?

A: はい。帯状疱疹は再発する可能性があるため、過去に発症したことがある方も接種をお勧めします。

Q: 水痘(水ぼうそう)ワクチンを接種したことがありますが、それでも帯状疱疹ワクチンは必要ですか?

A: 水痘ワクチンと帯状疱疹ワクチンは異なります。特にシングリックスは帯状疱疹予防に特化した高い効果を持つため、水痘ワクチン接種歴がある方も接種をお勧めします。

Q: 副反応が心配です。どのような対策がありますか?

A: 接種後は十分な休息をとり、水分をしっかり摂取してください。接種部位の痛みには冷却や市販の鎮痛剤が有効です。症状が強い場合はご連絡ください。

※ご不明な点がございましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。

しらいし胃腸クリニック

電話番号:095-881-2828

診療時間・アクセス

受付時間日・祝
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*:院長休診の場合があります。お知らせをご確認ください。
☆:土曜日午後は予約検査のみです。
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〒851-2104 長崎県西彼杵郡時津町野田郷 48-2 長崎バス 野田停留所より徒歩2分、旧クリニックより西へ約20m。

敷地内に駐車場14台完備。
内視鏡検査を受けられる方は鎮静剤・鎮痛剤の影響が残り危険ですので、公共の交通機関を利用してご来院ください。