内視鏡的大腸ポリープ切除術
大腸ポリープとは
大腸ポリープには大きく分けて腺腫と過形成ポリープの2種類があります。
腺腫は将来的に大腸癌へと進展していく可能性があり、切除が望ましいと考えられています。
過形成ポリープは、多くの場合、大腸癌に進展することはありませんが、近年の報告では一部の過形成ポリープで大腸癌へ進展するとされています。
大腸癌へと進展する恐れのある病変については内視鏡を用いて切除(内視鏡的大腸ポリープ切除術)を行うことが望まれます。
内視鏡的大腸ポリープ切除術
当院では内視鏡的大腸ポリープ切除術を日帰り手術で行うことができます。
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)と同じように下剤を服用し、肛門から内視鏡を挿入し目的の病変を切除します。手術の詳細はあらためて担当医より説明いたします。
術後の安全を考慮し、手術は月曜・火曜・水曜のいずれかで行います(祝前日は不可)。
また、胃カメラと同日に行うことはできません。
入院での治療をご希望の方は、対応可能な医療機関をご紹介いたしますので遠慮なくご相談ください。ポリープの性状や大きさ、個数によって、入院による治療が望ましいと判断した場合も病状に応じて適切な医療機関をご紹介いたします。
主な紹介先:長崎大学病院、日赤原爆病院、光晴会病院、虹が丘病院、井上病院、みなとメディカルセンター、済生会長崎病院など
主な合併症(偶発症)
すべての医療行為にはリスクがあり、一定の確率で合併症は起こりえます。
術後の出血や穿孔(傷口が治らずに大腸の壁に穴が開いてしまう)、薬剤アレルギーなどの可能性があります。合併症の詳細はあらためて担当医より説明いたします。
治療にかかる費用について
費用は3割負担の場合で約 18,000円〜25,000円です。
術後の経過や合併症の有無で費用が変更になることがあります。
生命保険の契約内容により給付金が支払われる場合がありますので、生命保険会社にご確認下さい。診断書が必要な場合、別途診断書料が必要です。